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日韓万華鏡

千葉・御宿 消防自動車博物館

千葉県御宿の養鶏場「鶏卵牧場」の一角にある倉庫。その奥が消防自動車博物館です。細い農道のような道を入っていくので初めてだと行くのがちょっと大変かもしれません。

レトロぶーぶ館と消防自動車博物館
























御宿駅から線路沿いに勝浦駅方面に進むと国道「黒潮ライン」に出る。その国道を右へ進み、不動産屋が角にある信号を右に入り、外房線のガードをくぐり、次の信号を左折して上り坂を上ってゆくと高級別荘地「御宿西武グリーンタウン」に入る。
左側に消防署、右側に高級老人ホーム「ラビドール」を過ぎ、右に入る細い農道のような道に入ると、鶏卵牧場の看板が現れる。
駅から歩くと1時間程度。路線バスもほとんどないので、タクシーまたはマイカーで行くことを勧める。
さて、このレトロぶーぶ館と消防自動車博物館は入口は同じ。養鶏場に入ったら、写真のピンク色のマツダキャロルを探そう。このキャロルがここの目印なのだ。

中に入るとプラレールとトミカの販売コーナーがあり、向かって左奥がレトロぶーぶ館。軽トラックがメインの小さな博物館となっている。
ここは入場無料。
プラレール販売コーナーの向こう側に暖簾がかかっているが、そこが「消防自動車博物館」。

こちらは入場料500円(子どもは無料)だ。
営業時間は9:00〜16:00(年中無休)

消防自動車博物館住所
〒299-5114 千葉県夷隅郡御宿町実谷437番地 TEL:0470-68-2631

マイカーで行く方はカーナビに上の住所を入れよう。ただし、GPS電波の状況があまり良くないので、「電波の届かないところに来ています」と何度も表示されてイラっとくるかも…。
公式HPのアクセス
同じ敷地内には「牛舎8号」という売店があり、そこではこの養鶏場で生産される卵も販売している。
正規品は10個600円、規格外(殻の表面にしみなどがあって正規品として出荷できないもの。但し味は正規品と変わらない)は10個300円。
「随分高いんですね!」と店の人に言ったら、「10個200円ぐらいのスーパーの卵はケージにぎっしり詰めた鶏。うちは平飼いですから。」という。実際フェンスで囲われた原っぱの中で鶏が飼われていて、合成飼料や抗生物質は一切使われておらず、鶏は原っぱの中の雑草や虫を歩きながらついばんでいた。実際に素材の味にこだわるシェフたちがここの卵を仕入れているのだそう。


1958年式ダットサン210型
レトロぶーぶ館は商用車の展示がメインなのだが、乗用車としてダットサン210型と縦目のセドリック(30系後期形)が展示されている。
このダットサン210型は日産車として初めて北米輸出されたもので、オーストラリア大陸を一周する過酷なラリー「オーストラリア・モービルガス・トライアル」にも出場した。2台出場し、完走しただけではなく、1台はクラス優勝、もう1台はクラス4位という好成績を収めた。なお、このクルマの後継モデルが初代ブルーバードである。
火の見やぐらと半鐘
中央に見えるあずまやみたいなものは、かつては消防団の消防車車庫や消防署の屋根に設置されていた火の見やぐら。お寺の鐘を小さくしたようなものは半鐘。火の見やぐらで煙が出ているのをみると種目で叩いて火事を知らせた。しかし、現在はサイレンや防災無線にとってかわられ、使われることはない。また、右側の電柱のようなものは昔のMM式火災報知機。街角にあって、火事の際にボタンを押して消防署に通報するのだが、親には絶対にいたずらで押すなよと厳しく言われていた。なおこのMM式火災報知機は電話の普及により1949年に全廃された。

消防自動車博物館の消防車玩具コレクション
消防自動車博物館の消防車が展示してあるスペースの反対側には消防車のおもちゃがぎっしり!しかも欧米型と日本型に分類されている。よく見ると御馴染のボンネットタイプのポンプ車のおもちゃもある。
卵かけご飯(TKG)
卵1個とご飯で250円。みそ汁は150円。セットで400円。「牛舎8号」だけではなく、古い鉄道車両が展示されている「ぽっぽの丘」がある夷隅農場でも食べられる。平飼いで飼育された鶏の卵は濃厚な味。また「牛舎8号」では地元農家の新鮮野菜も販売している。