非電化区間が身近な存在ではなかった私にとってディーゼルカーは実は興味の対象から外れていました。特急を撮りに行ってたまに来ると撮るぐらいで。
米子駅で見かけたキハ58快速とっとりライナー2両編成。 スピードは急行のまま、料金は普通列車なので鈍行料金。 キハ58とキハ28がセットになった2両編成の列車はローカル急行では定番で、グリーン車が付く場合は間にキロ28形グリーン車が入る。こういう組み合わせだと当然中間に細かく運転室付きの車両が入るが、それだからこそ、複数のローカル急行が併結された多層建て急行が実現できたわけである。 このキハ58、キハ28、キロ28、キロ58、キユ25(郵便車)で構成されたキハ58系急行形気動車は1961年に開発され、1969年に大量増備され、北海道向けのものは二重サッシで形式名称もキハ56、キハ27、キロ26と形式番号を区別されていた。 私はビジネス特急こだま号の絵本を見たのが電車ヲタクになったきっかけであったため、学生時代食堂車もビュッフェもなく、短編成の多いこれらの気動車たちをダサいといってカメラをあまり向けなかった。 だが、今になってちょっと後悔している。 昭和の鉄道を色濃く残しているいすみ鉄道や小湊鉄道はまさに気動車鉄道だし、昭和の香を残しているのはまさに生き残った古いディーゼルカーに他ならないのだから。 |
キハ10 261970年代の終わりごろはまだまだ古風な1953年から1957年にかけて製造されたキハ10系気動車が活躍していた。キハ17、キハ16、キハ10、キハ11、キハ12、キハ18、キロハ18、キハ50、キハ51等の形式が製造され、改造車両にはキハユニ15などがあった。このキハ10 26は1955年に帝国車両で製造された。なお、帝国車両は1890年に創業された梅鉢鉄工所の後身で1968年に東急車両に吸収され、その東急車両は全株式がJR東日本に売却され、総合車両製作所となっている。 |
キハ40 2115キハ40系はキハ40、キハ47、キハ48から構成され、1977年から1982年にかけて合計888両が製造された旧国鉄の普通列車用気動車である。JR九州所属のものには一部特急用に改造されたものもある。写真のキハ40 2115はJR西日本境線(米子-境港)で運行されている鬼太郎列車で使用している。鬼太郎列車は漫画家・水木しげるが境港出身だったため、気動車に代表作「ゲゲゲの鬼太郎」のイラストを入れたもの。鬼太郎、ねずみ男、ねこ娘、目玉のおやじ、砂かけ婆、子泣き爺の6種類が存在する。 |
崎陽軒シウマイ弁当(横浜駅) |
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1954年に登場した60年以上の歴史を誇る弁当。横浜市民なら誰もが知っており、横浜駅や新横浜駅の駅弁といえばコレ!という名物である。一見するとシウマイ入りの幕の内弁当にしか見えない。しかし、シウマイは横浜中華街から点心職人を招いて開発させたものであんの中に貝柱を入れることで冷めても美味しいコクのあるシウマイとなった。他県なら「シュウマイ(焼売)」と書くところだが、名称も「ウ・マ・イ」の文字を入れるこだわりっぷりで「シウマイ」となっている。ほかのご飯とおかずにも工夫がされており、ご飯は天然木の経木を使うことで木が適当に水分調整をし美味しさを保っている。また、あっさり味で柔かい鶏の唐揚げ、ふわっふわの卵焼き、醤油とカラシがよく合う箸休めのかまぼこ、塩味の効いた味付けでご飯を進ませるマグロの照り焼き、大きくさいの目に切られた筍煮が脇を固めている。 実は、このシウマイ弁当。横浜の名物というだけでなく、思い出の駅弁でもある。後楽園球場で1978年4月4日に行われたキャンディーズ解散コンサート「ファイナルカーニバル」に行ったとき、途中でこの駅弁を買い、コンサート前の腹ごしらえで食べたのだった。 |
鰺の押し寿司(大船駅)1913年に登場した100年以上もの伝統を持つ大船駅を代表する駅弁。相模湾名物の鰺を酢でしめて、関東風に握ったのち関西風に押して仕上げる一品。大船駅にはこのほかハムサンドウィッチという伝統の駅弁がある。こちらは厚木方面で飼育されている高座豚を用いた鎌倉ハムのサンドイッチ。(価格:2015年11月現在960円) |
チップ姿寿司(苫小牧駅)チップとはアイヌ語の「カパッ・チェプ」から来た呼称でヒメマスのこと。ヒメマスは湖で生活し、海に降りることのなくなった紅鮭。1970年代後半から支笏湖のヒメマス漁解禁に合わせて販売される。7月〜9月だけの限定品でなかなかお目にかかれないが、夏休みに北海道旅行をした際に苫小牧駅で幸運にも購入できたのだった。(2014年現在1000円) |
チキン弁当(上野駅) | ||
上野駅でときやひばりなどの特急を撮っていたころ、お昼ご飯にこの弁当をよく食べていたチキンライスと鶏唐揚げのセット。数年前の屋久車両センター公開日に行ってみたら、そのチキン弁当が売られていたので久々に食べてみた。これもまた懐かしい昭和の味である。(2015年11月現在850円) | ||
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稲荷詣で(豊橋駅) | ||
豊橋と言えば豊川稲荷のおひざ元。当然いなりずしの駅便がある。この稲荷詣ではその稲荷ずしに加えて海老押し寿司、鶏唐揚げ、コロッケ、シメジのてんぷらなどの揚げ物がセットされたもの。分量はた〜〜っぷりとはいきませんが、軽く食べるんならこれでOK!(価格」2015年11月現在¥550) | ||
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ひつまぶし弁当(名古屋駅) | ||
浜松駅には伝統のうなぎ弁当があるが、こだま号の停車時間は短いしなかなか買えない。困ったもんだと思っていたら、名古屋駅でひつまぶし弁当を見つけた。たれご飯にたっぷりの錦糸卵をまぶし、上にうなぎのかば焼きが乗る。お店で食べる場合は丼ぶりにこんな風に盛り付けられて、上からお茶をかけるようになっているが、紙と経木で出来た曲げわっぱ風の容器ではお茶は流石にかけられないが、味は抜群!浜松のうなぎ弁当よりも安く、浜松駅のうなぎ弁当よりも入手はしやすいと思う。(価格:2015年8月現在1300円) | ||
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お贄寿し(金沢駅) | ||
長持ち型の容器に入った紅鮭とタイの紅白押し寿司。お贄寿しとは石川県地方の郷土料理で神社に奉納した魚を使って作る押し寿司の一種。長持ちのさおの部分が割り箸になっている。(価格:2015年9月現在650円) | ||
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神戸のステーキ弁当(神戸駅) | ||
バターライスの上にステーキと付け合わせの野菜が乗っている。肉はやや硬め。米原駅で以前に食べた「近江牛ステーキ弁当」の方が正直旨かった!(価格:2015年11月現在1250円) | ||
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