本文へスキップ

日韓万華鏡

おまけ(タイムスリップグリコ編)

2001年から海洋堂とグリコがタッグを組んでなつかしの20世紀をテーマに凝ったおまけをつけていたのがタイムスリップグリコ。私はその中の第1弾と第2段の乗り物シリーズの一部しか持っていないが、200円か300円のガシャポンのクルマぐらいのレベルのものがおまけになっているのには驚かされたのだった。

ミゼットDKA型(1957年)
バーハンドルでまるで3輪のオートバイ「トライク」に荷台を付けたような初代ミゼットである。「街のヘリコプター」というキャッチコピーさながらに酒屋などの配達に利用されていた。このタイムスリップグリコのミゼットには9代目 林家 正蔵師匠似の酒屋のおじさんフィギュアが付いていて、それがまたこの模型を味わい深いものにしている。
オート三輪・マツダ・T1500
オート三輪の中では日本で一番最後まで生産された。小型車枠でロングボディー車が作られ、それが材木屋で重宝された。タイムスリップグリコのおまけではその材木屋の三輪トラックが材木や職人さんと共に再現されていた。
1957年から1974年まで実に17年間も生産され続けるロングセラーだけに保存され、現在も残っているオート三輪もこのマツダT1500か派生形のT1100かT2000であることが多い。
トヨペットクラウンRS型(1955年)
トヨタ博物館にもしっかり展示されていた観音開きクラウンの初期型。フロントウインドウが2分割式で昔のトラックのように真ん中にピラーが付いているところも忠実に再現されている。
トヨタ 2000GT MF10型 (1968年)
現在の価格なら2千万円か3千万円ぐらいになろうかという高価な値段の手作りスポーツカーだttが、原価がそれ以上だったため作ればつくろほど赤字になったとか。プロポーションはちょっとジャガーっぽい。
日産スカイラインC110型ハードトップ2000GTX-E(1972年)
広告キャンペーン「ケンとメリーのスカイライン」から「ケンメリ」と一般的に呼ばれる。このモデルの場合惜しむらくはフェンダーミラーがオーバースケール気味な点と後部がふくよかになり過ぎてローレルみたいになってしまっているところ。本物はもう少し後が流麗でほっそりしている。
いすゞBXD30川崎ボディー(1966年)
他のクルマはだいたい1/80〜1/87のHOサイズで作られているが、このボンネットバスのみ1/150スケールで作られている。窓が開いていないインゴットモデルで窓ガラスが紺色にペイントされている点でリアルさにやや欠けている。このモデルに関して言えばトミーテックから発売されたバスコレクション第3段のいすゞBXD30 の方が完成度が高い。
タイムスリップグリコ 青春のメロディーチョコレート
タイムスリップグリコのシリーズにはミニチュアCDの元祖ともいえる「青春のメロディーチョコレート」がある。伊藤忠商事とタイアップし、1960年代後半から1980年代前半のヒット曲を8cmCDに収録し、通常盤18曲+シークレット4曲を2粒のチョコレートのオマケに付けて300円で発売していた。
B面こそ入っていないがA面の曲がノーカットで収録されている。
更にはレコードの中袋やシングルレコードのみぞもきっちり再現している。

第1弾と第2弾があり、写真左のものは第1弾の「ハートのエースが出てこない」(キャンディーズ)である。
そして、写真右のものは第1弾のシークレットで同じキャンディーズの「危ない土曜日」。
「ハートのエースは出てこない」はリードボーカルがランちゃんこと伊藤蘭さん、「危ない土曜日」はリードボーカルがスーちゃんこと故・田中好子さんである。

因みに私はこのキャンディーズのスーちゃんが好みのタイプで大好きだった。ブロマイド、サイン、写真集、マネージャーさんが書いた本、主演映画DVDなどと共にこのミニCDを大切にしまっている。