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日韓万華鏡

電車とバス

ブリキで出来たおもちゃの電車とバス、昔はよく見かけました。クルマのは独身時代から少しずつ買ってましたが、ブリキの電車とバスを買い始めたのは結婚してから。従って平成時代のものばかりですが、昭和っぽい味わいはあります。

現在手持ちのブリキの電車とボンネットバス、実は全部同じメーカーのもの。東京都葛飾区にある有限会社三幸製作所の製品だ。かなり精密な路面電車やバスだけでなく、駄玩具のクルマなども手掛けている。なお、この会社、直接の小売りや工場見学は一切行っていない。
欲しい!と思ったあなた。ヤフオクで探すか、ブリキのおもちゃを販売するサイトを根気よく探してみて頂きたい。
電車
都電荒川線6000形電車 6152号「一球さん」
サイズ:178mmx38mmx98mm(高さはビューゲルも含む)
2000年に東京都交通局が限定発売したもの。配色は末期の黄色地に赤帯ではなく、ALWAYS三丁目の夕日第1作で登場した都電旧塗色となっている。
都電荒川線6000型電車 
サイズ:47mm×100mm×74mm。(ぜんまい・ビューゲル含む)
左のものに比べるとぐっと小さく、ぜんまいで動くようになっている。都電6000形電車の最晩年の塗色はこのように黄色地に赤帯一本だった。
江ノ電100形電車108号「タンコロ」
サイズ:191mmx37mmx93mm(Zパンタ含む)
1999年に発売された江ノ電タンコロ。江ノ電は今でこそ2両編成の連接車か、それを2編成連結して4両編成にして運行しているがかつてはほぼ路面電車としか見えない1両編成の電車も存在していた。この108号は1931年に新潟鉄工所で製造され、今でも極楽寺の車庫に保存されている。また、車両基地公開日には一般公開されている。
箱根登山鉄道モハ2形」電車110号
サイズ183mmx42mmx82mm(パンタグラフ含む)
1927年に登場した木造電車チキ2形の足回りと新製車体を組み合わせて1957年に製造された車両。1985年に吊掛式からカルダン駆動に走行装置を改造した。ブリキの電車になった110号以外に108号、109号も運行している。このブリキの箱根登山鉄道モハ2形は1998年に発売され、翌年1999年には色違いのグリーン1色のものも限定発売された。

8の字走行する都電荒川線電車
三ノ輪橋のコーヒーショップあめみやは都電グッズの展示販売もしていて、私が訪れたときは8の字形のレールの上を小さな都電がとことこ走るおもちゃが販売されていた。左の遊園地は荒川遊園か!?
サイズ:プレート 257mmx151mmx6mm 電車 47mmx35mmx30mm

ボンネットバス
拙ホームページ「バスに車掌さんがいた頃…」のボンネットバスの章で発表したバスは限定記念グッズとしてブリキのバスも販売されていた。
神奈川中央交通薪バス「三太号」
サイズ:180mmx55mmx68mm
1998年に発売された神奈中バスの薪バスキット。なんと組み立て式モデルだ。これと色違いで薪バスタイプになっていないものは探せば今でも売っているはずだ。モデルとなった神奈川中央交通の薪バスはそのご老朽化が進み、静態保存となった。エンジンやバッテリーを大幅レストアする必要があるがやってしまうと電気系統などが当時のバスとはかなり違ってしまうので、レストアに二の足を踏んでいるようだ。でもレストアして大山とか宮ヶ瀬あたりで観光ボンネットバスとして運行すれば人気は出ると思うけどな…。
東海自動車「伊豆の踊り子号」
サイズ:153mmx55mmx65mm
こちらは1996年に限定発売された東海自動車「伊豆の踊り子号」の組み立てキット。このブリキのバスは左の薪バスのような薪ガス発生装置がないため、その分全長が短く、車体の高さもやや低め。実車は薪バスがマイクロバスぐらいの大きさなのに比べ、こちらは全長はやや短いが、普通の路線バスぐらいの大きさだった。純粋なスケールモデルでなはいが、実車の雰囲気はかなりよく出ていると思う。
当時の実物ブリキバスなど持ってはいないが、古いアルバムの中に写真があったので紹介したい。
メトロ窓がずらりと並ぶ大型観光バスは全長70~80cmはあったと思う。かなり大きくて、赤ちゃんなら乗っかれる大きさだった。
写真は1歳ぐらいの私だ。
このバスの屋根の両サイドには明り取り用窓が見えるが、この明り取り窓に濃い青紫色のガラス(たぶん塩ビ板)が入っていたのをよく覚えている。
左右の窓ガラスからは観光バス特有のリクライニングシートものぞいている。1960年代の観光バスの雰囲気がよく出ていた。
かなり大きいものなので場所はとるが、今あればそこそこ骨董的な価値があったかもしれない。